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コア技術

なぜCOFDMなのか

COFDM(符号化直交周波数分割多重)は、最も堅牢な映像・音声伝送方式です。距離、マルチパス、高速移動のために設計され、デジタルテレビ放送の国際標準にも採用されています。

01

ノイズと干渉への耐性

誤り訂正符号(ECC/FEC)を内蔵し、ノイズと干渉に対して高い耐性を持ちます。データの一部が壊れても復元できます。

02

マルチパスフェージングへの耐性

マルチキャリア変調により、地形や建物の反射が生む周波数選択性フェージングに耐えます。見通し外(NLOS)環境でもリンクを維持できます。

03

高速移動下での受信

適応チャネル推定と周波数領域等化により、高速移動で変化するチャネルを追従します。350 km/hのジェットFPVと1.0 km/sの観測ロケット試験で実証済みです。

システム構成図

リンク構成:上下分離による低被探知設計

映像の下りと指令の上りは、異なる周波数で独立に動作します。下りは単方向の同報送信で応答確認を必要としないため、距離が延びても遅延は変わりません。地上の受信局は送信しないため、静粛で方向探知も困難です。相手側が検出できるのは機上の映像電波だけで、指令上りの周波数は分かりません。最も守るべき指令リンクが、そのぶん隠れることになります。

  • 単方向同報の下り:距離に左右されず、圧力下でも映像が流れ続ける
  • 受信局は静粛:送信しないため探知も測位も困難
  • 上り周波数は秘匿:どの周波数を妨害すべきか相手には分からない
  • 受信端は無制限:AES暗号化の同報でライブ映像と情報を共有(RVT/ATAK)
UAV/機上側 USV/海上側 地上局 自動追尾アンテナ COFDM映像下り・単方向同報 C2指令上り・別周波数帯 RVT ×N・受信専用 AES-128/256
FDD全二重リンク:COFDM映像下りとC2指令上りを別周波数で独立させ、地上局には自動追尾アンテナを組み合わせます。

コア技術

抗妨害の仕組み

広い可変周波数範囲

100 MHz〜6 GHzに対応し、妨害を受けた帯域からリンク全体を移せます。

動的なチャネル切替

手動での即時切替に加え、信号品質の監視に応じた自動切替にも対応。リンクは途切れません。

上下分離(FDD/FDM)

指令受信機を保護します。強い下りとともに上り周波数が漏れることはありません。

C2のホッピングとスペクトラム拡散

狭帯域のC2チャネルはFHSS/DSSSとバックグラウンドのスペクトラム走査に対応します。

軍用グレードの暗号化

AES-128/AES-256により、傍受と偽装注入を防ぎます。

主系・副系の二重化

主リンクが抑圧された場合、二重リンク構成が予備の周波数帯へ切り替わります。

FAQ

よくあるご質問

Q1 COFDMとは何ですか
COFDM(符号化直交周波数分割多重)は、誤り訂正符号を組み込んだマルチキャリア変調方式で、長距離・マルチパス・高速移動のために設計されています。最も堅牢な映像音声伝送方式であり、デジタルテレビ放送の国際標準でもあります。信号を多数のサブキャリアに分散して送り、伝送中に壊れたデータはチャネル符号化で復元します。
Q2 COFDMリンクが妨害に強いのはなぜですか
鍵はリンク構成と周波数の柔軟性にあります。映像の下りと指令の上りは別周波数(FDD/FDM)で動作し、単方向同報の下りは応答確認を必要とせず、地上の受信局は送信しません。静粛で方向探知も困難なため、相手側はどの上り周波数を妨害すべきか判断できません。これに100 MHz〜6 GHzの広い可変範囲、動的なチャネル切替、C2チャネルのFHSS/DSSS、AES-128/AES-256の暗号化が加わり、妨害下の周波数環境でもリンクは動作し続けます。
Q3 マルチパス(エコー)伝送における利点は何ですか
地形、建物、海面の反射が生むマルチパスのエコーは、従来の単一キャリア方式のマイクロ波リンクにとっては致命的な干渉です。COFDMはこれを吸収し、修復します。反射波の時間差はガードインターバルが吸収し、減衰した周波数に当たったサブキャリアは誤り訂正符号が救います。利点はここにあります。通常のリンクが成立しない山間部、海上、市街地といった見通し外の環境でも、COFDMは映像とデータを流し続けます。これが長距離かつ複雑な地形での運用における決め手です。

MADE IN TAIWAN

チップからソフトウェアまで、台湾で

コアとなるチップは台湾で開発されたCOFDM ASICで、国内外の多数の実運用で検証されています。ハードウェア、ファームウェア、ドライバ、アプリケーションはすべて自社設計です。ASIC方式は量産コストの優位性をもたらし、サプライチェーンを完全に管理下に置けます。

  • 01 コアチップ:iTE(台湾)COFDM ASIC・UMC(台湾)ファウンドリ
  • 02 回路設計・ファームウェア・ソフトウェア:HiDes
  • 03 PCB/SMT:台湾のメーカー
  • 04 中国製部材を含まないサプライチェーン——国家安全保障と通信の安全を確保